生きづらさの原因となる主なメンタル症状
人は、何らかの障害を皆かかえているとも言われます。確かに、一見何の悩みも持ってなさそうな人でも、ある程度付き合ってみると、いろいろと気になる点も出てきて完璧な人など存在しないと思えます。本当に、人は十人十色です。そして、誰しも多かれ少なかれ悩みを持っています。特に、メンタルに何らかの不安要素を持たれる方は、生きづらさを感じやすいです。ここで、特にメンタル系の原因で、生きづらさを感じてしまう症状を簡単にあげていきます。
・感覚過敏 特に音に関して言うと、普通の人なら耐えられるレベルの音量などが断末魔の叫びと聞こえてしまい社会生活に支障をきたしてしまうもの。
・学習障害 聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち一つから二つが弱いが、基本的な理解力などはあるため、周囲から怠けているとされてしまったりします。
・アダルトチルドレン 養育歴の中に、虐待などが入り、人を愛すことをはじめ、自分も愛すことが出来なくなっている場合があります。何事も楽しめず、アルコール依存などに走ったりします。
・ADHD(注意欠如/多動症) すぐに席を立ってしまったり、興奮性が強くすぐ人と衝突したり、依存症(アルコール依存など)に走ったりします。不注意から、ミスが多く、仕事の段取りなども苦手で、要領の良さとスピードが求められる現代では生きづらいです。
・統合失調症 心が、とんでもない考えで満たされていても、本人はそれがごく当たり前のことと思ってしまっています。また、意欲低下などがみられ、社会生活に支障をきたします。
・不安症 パニック発作といい、死の恐怖を感じるくらいの発作におそわれることもあり、この症状も、社会生活を行うには難しい側面があります。
・ASD(自閉スペクトラム症) 特にコミュニケーションに不安を持ち、社内会議などで発言を求められても、冷や汗などがでてしまい、うまく適応できません。また、普通に会話を楽しむこともできずに孤立することが多いです。
・適応障害 仕事上の過度なストレスなどから、その仕事の職責を果たせなくなるぐらいの不安定な状態に置かれます。仕事をしているときは、うつ病に近い症状が出ることがあります。
・うつ病 気分の落ち込みが激しく、何もやる気がおきなくなります。また、夜寝むれなくなることもあります。
ここにあげただけでなく、まだ他にも多くの生きづらさのメンタル的な原因があります。もし、ご自身が生きづらさを感じているということでしたら、早めに手をうちましょう。まずは、カウンセラーに相談したり、メンタルクリニックにかかったりすることです。そこで、いろいろなアドバイスや、治療法などについて聞いてみて下さい。全てが的確なアドバイスや治療法にならないかもしれませんが、とにかく一歩踏み出すことが大事です。