HSPと発達障害の違いは?見分け方とそれぞれの対処法をわかりやすく解説

query_builder 2025/09/12
HSPと発達障害の違いは?見分け方とそれぞれの対処法をわかりやすく解説
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HSPと発達障害の違いをご存じですか?本記事ではそれぞれの特徴や見分け方、具体的な対処法をわかりやすく解説します。自分や周囲の理解に役立つ内容です。


HSPとは?その意味と基本的な考え方

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HSPは疾患名ではありません。Highly Sensitive Personの頭文字をとった文字列で、感覚過敏などの方の気質を指す概念です。視覚、聴覚が過敏といったほかに、共感する度合いが強い、人よりも繊細であるといった場合があります。これらの気質から、HSPの方は、普通の方に比べて、同じことでも刺激を強く感じてしまうので、深く考え込んでしまったり、不安に感じてしまうということがあり、生きづらさを感じることがあります。 割合的には、5人に1人はHSPと言われ、7人に1人と言われる発達障害の方より割合は高く、周りに心当たりのある方がいらっしゃる方も多いと思います。とはいえ、多数派ではありませんので、理解を得られずに困るということもあるようです。また、そもそも自分がHSPであるということに気づかない ということも多々あります。周囲と比べて、そんなこと気にしなくてもいいのに といったことまで気にしてしまうことを何かの壁と思ってしまい、自分はこの壁を乗り越えなくてはいけないのに、と気に病んで、うつ病や睡眠障害になる方もいらっしゃるようです。このようなことが生きづらさにつながっていきます。




HSPの特徴と「DOES」の4つの要素

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HSPには次の4つの特徴「DOES(ダズ)」があるとされています。


・Depth of Processing 周囲の空気を深く読みすぎて疲れてしまう。


・Overstimulation 聴覚、視覚、嗅覚などが過敏で、刺激に対して敏感なため疲れてしまう。


・Emotional response and empathy 他人の感情に敏感で、自分のこととして感じてしまう。


・Sensitivity to Subtleties 普通の人が気づかないような小さな変化にも敏感に気づく繊細さをもっている。


DOESの特徴を見ると、HSPの方は、内向的な方が多いのかな と思われるかもしれませんが、外交的で、他者との交流を求めたり、刺激を求めたりするタイプの方もいらっしゃいます。しかし、本質的には繊細で、敏感です。



発達障害とは?HSPとの根本的な違い

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発達障害

発達障害は、脳の機能の発達の度合いに対する障害です。注意欠如・多動症 (ADHD)や、自閉スペクトラム症(ASD)といった症状を持つことがよく知られています。


ADHD:静かにしていなければならないところで、体をゆらゆら動かしたり、突然席を立ったりする多動性。上司や同僚とすぐに衝突してしまったりする興奮性。ミスが多かったり、片付けができないといった不注意。無秩序・無計画で、仕事の段取りが出来なかったりする衝動性。の4つの症状の総称です。


ASD:コミュニケーション障害・イマジネーション障害・同一性の保持(同じことを繰り返す)といった症状の総称です。




HSP

対して、HSPは、脳の機能それ自体には障害はありません。ただ、脳の外界の刺激に反応する部分が敏感になっていると言われています。根本的に、発達障害とHSPは異なるものですが、感覚過敏になったりする点が似ていることから混同されることも多いようです。


なぜHSPと発達障害は混同されやすいのか

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HSPも、発達障害の特にASD(自閉スペクトラム症)も、感覚過敏になることがあったり、日常生活の中に壁を感じてしまうことがあったりすることから、同じものと混同されてしまうことがあるようです。


HSPか発達障害か迷ったときの判断ポイント

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発達障害は、ASDの項で紹介した通り、コミュニケーション障害や、イマジネーション障害、同じことを何度も繰り返すことを好む同一性の保持といった症状をもつことがあります。HSPは感覚過敏や繊細さ、気を使うといったことが特徴で、両者の診断を間違えると対応を誤ることになります。このような点に違いがあることを意識しましょう。





HSPの具体的な対処法

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視覚が敏感な方は、


・サングラスをかける

・さまざまなフィルター(ブルーライトカットフィルターなど)の入った眼鏡をする


といったことが考えられます。聴覚、嗅覚の敏感な人に対しても、同様の対処法があります(耳栓をするなど)





専門家に相談するメリット

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HSPの方は、他者に気を使いすぎて自分の悩みを打ち明けられない。自分で乗り越えなければならないのでは、と感じてしまい、他者を頼ることができない。といった傾向があるようです。しかし、悩み事を他人に相談することは、当たり前のことです。もし、友人などに相談出来ない場合は、カウンセラーや、自治体の相談窓口などを利用されてみては如何でしょうか。自分の悩みを聞いてもらえるというだけでも肩の荷が下りた感覚を感じ、楽になるものです。そしてカウンセラーならば、守秘義務などもあるため、自分の悩みが第三者に漏れるといった心配もありません。筆者の運営しているカウンセリングルーム「ハーモニーオブソウル」でも、メンタルにお悩みをお持ちの方の相談に対応させていただいております。是非、お気軽に相談下さい。  




まとめ|HSPと発達障害の違いを理解して安心につなげよう

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HSPと発達障害は、「感覚過敏になる」といったことが似通っており、混同されがちです。しかし、両者は、まったく別の原因を持つものです。この二つを一緒にしてしまう、もしくは間違って診断してしまうと大変なので気をつける必要があります。


私の経営しているカウンセリング・技能訓練ルーム「ハーモニーオブソウル」でも、お悩みを聞いておりますので、もし、気になっていると言う方は、お気軽に相談下さい。


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