仕事でミスばかりしてしまう発達障害を治そう!

query_builder 2023/12/27
仕事でミスばかりしてしまう発達障害を治そう!
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 発達障害は、生まれつきのものです。小さい頃に発達障害と診断される方は、重度の方です。多くの方は軽症のため気づかれず、大きくなって社会へ出て生活範囲が広がり、求められることも多くなり、そこでコミュニケーションに難を感じてしまったりして問題が大きくなっていきます。

 

 ここでは、そういう大人になってから自分は発達障害では、と悩まれている方向けに発達障害の概要と対処法についてまとめてみました。


発達障害とは

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仕事でうっかりミスを多発してしまう。物忘れミスを多発してしまう。仕事がイメージできない。そういう場合発達障害かもしれません。ここでは、こういった場合、どう対処すればいいか、発達障害の治し方はないのか について触れていきます。


発達障害は一人ひとり異なる

 発達障害は、人が生まれつき持っている脳のくせと言われており、多動、注意力欠如、イメージが苦手、記憶力がいい、学習が苦手、短期記憶が苦手、長期記憶が苦手、コミュニケーションが苦手、疲れやすい、感覚過敏 …、と数え上げればきりがないほどの症例があります。そして、それらがいくつか重なって各個々人に現れるものです。このように発達障害は一人ひとり症状が異なるのです。


 私は昭和生まれなので診断こそなされない時代でしたが(後に統合失調症と診断されましたがここに書いてある症状が現れました)、イメージが苦手で、野球をやっても飛んでくるボールにバットを器用に当てることができず三振ばかり、学習障害になり勉強したことがなかなか身につかない(これは高校時代に発現しましたが)。多動で落ち着きがないなど、いろいろと困ることが多かったです。さらに、今と違って、発達障害が認知されていない時代でしたので、学習障害などを「バカ」と言われて凹んだものです。


発達障害が、仕事でミスばかりしてしまう理由

 例えば、短期記憶が苦手であれば、さっき言われたことを忘れてしまうので、記憶ミスということになるでしょう。また、注意力欠如であれば、書いた文章に誤字脱字などが散見されてしまったり、特にプログラミングなどをする仕事であれば、バグ(プログラムにおける間違い)をたくさん作ってしまい 、普段からバグの多い人に分類されてしまったりしてしまうでしょう。コミュニケーションが苦手であれば、会社の会議でうまく発言できず、それだけでストレスとなり、また報連相の出来ない人として煙たがられたりしてしまったりします。

 

 ここで、注意すべきは、本人は必死にやっているのに、脳のくせにより、作業に支障をきたしてしまったりするということです。


仕事のミスを減らすために発達障害と向き合う方法

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発達障害と向き合うために必要なもの(本人の自覚/周りの理解/相談できる人の存在)

 自分が周りと較べて何かおかしいと感じたら、早めに診断してもらうことをお勧めします。早めに手を打てば、環境を整えることができ、生きづらさが軽減できるからです。


 もし診断の結果、「発達障害」ということになれば、そのことを本人がしっかりと自覚することが大事です。自分は、どういった名前の発達障害を持っていて、どういう症状が現れるのか。その症状のために、本人は真面目にやっていても、周りは迷惑に感じていたのかもしれないということ。どういった手を打つことができるのか。それらを説明してもらい、把握し、常に自覚している状態にすべきです。自覚しないと前に進まず、生きづらいままです。


 それから、周りの理解を得ることが大事です。特に家族には、自分が障害を持っていることを分かってもらい、もっとも近い相談相手になってもらいましょう。可能なら会社の上司にも伝え、仕事上配慮してもらえるようにもっていきます。周りの理解は、本人の安心感を大きく左右するからです。


 主治医の方や、カウンセラーを相談者とすることも大事です。そういった方には、貴重なアドバイスが頂けるからです。


発達障害を持ちながら働く

 よく言われるのが、注意力散漫でうっかりミスが多いのなら、仕事のチェック表を上司に作ってもらう。記憶力が弱く、しなければならない仕事をうっかり忘れてしまう人は、毎日朝、今日する仕事のTODO表を作成する。疲れやすいなら、少し多めに休憩時間を取らせてもらうなどです。

 

 そして、もしできるのなら、上司を始めとして、職場の人に自分が発達障害であることを知ってもらい(そのためには診断してもらうことが前提ですが)、特別扱いではなく、何かトラブルが起きたときに配慮してもらえる環境作りをすることです。こうすることで、黙っていたままだと、何かと怒られたり、文句を言われたりのストレスの連続になる環境が、自分の障害を配慮してもらえる生きづらさの少ない環境へと変わるのです。勇気を持って一歩を踏み出しましょう。


発達障害を治す

 もし、時間が許すなら、発達障害を治す努力をしてみましょう。

 

 私の場合、記憶力が弱い、イメージ力が弱い、過集中といった症状がありました。しかし、適切にそれに対処することで、時間はかかりますが、ある程度、回復し、社会活動が楽しく行えるようになりました。確かに、楽に治ったわけではなく、苦しい面も多々ありましたが、ただ治したいの一心で頑張りました。


 ここで2つの意見があると思います。一つは、「頑張って治す」、もう一つは、「無理せず、いつかできなかったことができるようになればいいと考える」です。確かに、幼い頃に、発達障害と診断され、保護者と周囲の理解のもと、ゆっくりと、できることを増やしていける環境にあるなら、後者のほうがいいでしょう。ただし、すでに大人になっていて、ゆっくりとまわりが許容し続けてくれる環境があるかどうかは疑問です。社会福祉施設や運良く障害者雇用で環境良好なところに就職できればいいですが、一般企業となると厳しいのが現実ではないでしょうか。そのときには、発達障害を治してみようと思うことも考えてみて下さい。


 なにより、発達障害を克服できたときには、今までできなかったことが、非常に楽に出来るようになったり、世界が違ってきて、毎日が楽しくなります。


発達障害を治す方法3選

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 ここでは、簡単に私が自分自身に行った、発達障害を治す方法を紹介します。


記憶のチェック

 覚えたいことをあらかじめいくつかピックアップしておき、それを毎日、空で思い出す訓練をする。このとき、無理に大量に覚えこもうとせず、出来る範囲に収めて覚えるようにする。毎日繰り返し行うことが大事です。これを繰り返すことにより、こころの働きも闊達になり、いろいろなことが不随して出来るようになってきます。


イメージトレーニング

 毎日、あまり長くない文章をひらがなでいいので、壁に描く感覚で、ゆっくり一文字ずつイメージしていきます。これを行うことで、こころに空間が生まれ、物事をイメージする能力が少しずつ身についていきます。


過集中対策

 何か作業をするとき、気づいたら音楽を頭に思い浮かべ同時に何か好きなキャラクターのイメージをしてみます。最初は、全くできないかもしれませんが、根気強くやっているうちに少しずつできるようになってきて、仕事をしている時、楽になってきます。


 以上、3つ紹介しましたが、ここでは詳しく説明しきれません。実際にここに書かれた内容の訓練を受けてみたいと思われた方は、是非、当方のカウンセリングを受けてみて下さい。


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まとめ

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 発達障害は、一人ひとり異なるものです。そのため、その人その人に合わせた対処が必要となります。また、自覚と周囲の理解が重要になってきます。それらの環境が整わないため、空回りになり、努力をしても転職を繰り返してしまったりということになりかねません。そうならないためにも、積極的に支援機関を活用し、理解し手助けしてくれる人を見つけましょう。


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お悩みを相談できる支援機関など(リンク集)

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カウンセリング技能訓練ルーム ハーモニーオブソウル

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千葉県発達障害者支援センター

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障害者就業・生活支援センター

職業センターでは、ケアしきれない生活面でのサポートなども受けられます(浦安市・市川市を管轄)


ハローワーク市川

障害者にも対応した職業に関する窓口です(浦安も管轄)


就労移行支援事業所ココルポート

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いちうらサポステ

働くことに悩みをかかえる若者をサポートする場所です


浦安市役所障害福祉課

障害に関する様々なことを相談できる窓口です