仕事でミスが目立つのは発達障害のせい?原因と失敗を防ぐコツ

query_builder 2025/03/05
仕事でミスが目立つのは発達障害のせい?原因と失敗を防ぐコツ
0

「仕事でミスばかり」と悩んでいませんか?その原因が発達障害に関連している可能性や、なるべくミスを減らすための具体的な対策を分かりやすく解説します。仕事の効率を上げて自信を取り戻すためのヒントをお届けします。


仕事でミスばかりしてしまう原因は発達障害が関係している?

1

 「仕事でミスばかりしてしまう…」「何度も同じ失敗を繰り返してしまう…」と悩んでいませんか?


もしかすると、その背景には発達障害の特性が関係している可能性があります。 発達障害には、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(SLD)などがあり、それぞれの特性によって仕事でのミスが目立ちやすくなることがあります。


例えば、「指示がうまく理解できない」「集中が続かず、作業が抜け落ちる」「優先順位がつけられず混乱する」などの悩みは、発達障害の特性が影響しているかもしれません。


もちろん、発達障害の有無に関わらず、誰でも仕事でミスをすることはあります。しかし、発達障害の特性によるミスは、努力や根性だけではなかなか改善しにくい場合があるため、適切な対策をとることが大切です。



【タイプ別解説】発達障害による仕事の困りごととその特徴

2

 つぎに発達障害のタイプ別にみた仕事の困りごとなどについて触れていきます。


自閉スペクトラム症(ASD)の場合に起きやすい課題

自閉スペクトラム症(ASD)は、コミュニケーション障害、イマジネーション障害、同一性の保持のいずれか一つ、もしくは複数が複合した症状です。  


・コミュニケーション障害では、本人が意図しているわけではないが、言わなくてもいいことを言ってしまったり、相手が不快感を感じることを言ってしまったりする症状です。イマジネーション障害とも密接に関係し、人の気持ちを理解することが苦手で、こういうことを言うと嫌だな といったことが感覚的に理解できないことがあります。よって、普通の人の気にさわってしまう物言いをしてしまったり行動してしまったりしてしまうことがあります。


・イマジネーション障害では、頭の中でいろいろとプラスのイメージをすることが出来ないため、創造的に過ごせない、楽しめないといったことが起きます。


・同一性の保持は、いつも下駄箱の同じところに自分の靴が入っていないと気になってしかたない といった、こだわりが強い特徴を持ちます。適度なこだわりは、プロ意識とつながり、仕事にいい影響を与えますが、こだわらなくてもいいところでこだわってしまう といったことが起きるので、迷惑がられたりすることもあります。



注意欠如・多動症(ADHD)の人が直面する問題

注意欠如・多動症(ADHD)というのは、多動性・興奮性・不注意・衝動性の4つの症状のうち、1つもしくは複数が現れるものです。


・多動性というのは、静かにしていなくてはならないところで、体をゆらゆら動かしたり、椅子から立ち上がって動き回ったりしてしまう症状です。しょっちゅう動き回るため、目立ってしまうという問題点があります。


・興奮性は、すぐに上司や同僚と衝突してしまう、ちょっと何か言われただけですぐにキレてしまうといった症状です。ゲーム依存やギャンブル依存、アルコール依存もこの興奮性が原因と言われています。問題は明らかで、すぐに仕事仲間とぶつかってしまうのでは、仕事にならないということです。また依存症は、限度を超えると他人に迷惑をかけてしまうようになることもあります。


・不注意は、ミスが多かったり、片づけが出来なかったりという症状です。これも、ミスが多いというのは、このブログの主要なテーマでもあり、この症状のために仕事でミスを多発してしまうという方も多いです。


・衝動性というのは、無秩序・無計画、仕事の段取りが出来ない、仕事には優先順位があるはずなのに、自分の好きなことをしてしまう、といった症状です。これも明らかに仕事に支障をきたしてしまうでしょう。しかし、肝心なことは、本人は必死にやっているということです。仕事の段取りが出来ないというのも、イマージネーション能力不足などから、創造性が発揮できず、うまく仕事の順番を組み立てられないのです。また、仕事の優先順位を無視して自分の好きなことをやってしまう というのも、自分の好きなことというのが仕事だと思っているからなのです。



学習障害(LD)(限局性学習症(SLD))による仕事の悩みとは

学習障害(LD)とは、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する の能力のうち、一つか二つに支障をきたしている症状です。最近では限局性学習症(SLD)とも言います。


・学習障害の例としてあげるなら、しばしば漢字の書き間違えを同じところで繰り返してしまうといったものです。ですから、普通の人からみれば、どうして同じところで毎回間違えてしまうの! とイライラ感を感じさせてしまったりします。また、漢字の書き間違えは、重要な書類などで度々起こしてしまうと問題視されてしまいます。こうしたことは、プログラミングをしている人がバグ(プログラムの書き間違え)を多発してしまうことと似通っています。プログラムのバグは、見つけるのが困難な場合もあり、やっかいです。これも仕事上では嫌がられてしまいます。このように学習障害は、細かさが求められるような仕事では特に敬遠されてしまいます。このような状況を作り出してしまい、嫌な顔をされてしまった という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。



発達障害の人が職場でよく経験するミスとその解決策

3

 まず、発達障害だと、不器用さが伴ってくるため、仕事を無難にこなすということがむずかしくなります。自分が発達障害だということが分かっている場合、勇気がいることですが、上司にそのことを伝えましょう。そして、援助が必要になるかもしれないことをあらかじめ伝えておくべきです。もし、それを受け入れてくれない会社ならば、思い切って辞めるぐらいの覚悟を持つ必要があります。


 ここから、発達障害の人が職場で遭遇しやすいミスとその解決策を解説します。



同時進行の作業が苦手でタスクが進まない

発達障害の方の場合、同時進行が難しくなる場合があります。発達障害だとイマジネーション障害を伴うことが多く、そのことから、心に余裕を持てなくなり、「一つの作業をやるのもしんどいのに、同時進行は無理だ。」という状況になってしまうからです。こうした場合、上司に作業の細かい工程表を作ってもらい、チェックをいれながらやっていくといいでしょう。ただ、チェックを忘れてしまう場合もあるので、2人一組で作業をしたりすると良いでしょう。




業務が重なると混乱して効率が下がる

業務が重なった場合も、混乱することが多いのが発達障害です。この場合もあらかじめ工程表を作ってある作業のみを担当するようにしてもらうことが肝要です。それでも業務が重なるとかなり大変です。ここでも2人一組で作業していくといいでしょう。



マニュアルを読んでも理解しづらくミスにつながる

発達障害だと、読字障害などもありえるので、マニュアルが読みづらいと、作業に支障をきたします。これは、周囲の方でも同様でしょう。ある作業をやるだろう ということになり、そのマニュアルを読んで分かりづらかった場合、すぐに上司にそのことを報告しましょう。そして、時間を与えてもらい、自分で自分に分かりやすい言葉でマニュアルを作り直させてもらいましょう。やはり、自分が分からなければ意味がありません。



計画の立て方がわからず納期が守れない

仕事の段取りがうまく出来ないのは、発達障害の方でしたら仕方のないことです。これも、上司に、自分は発達障害だから計画を立てるのは出来ないと、はっきり言うべきです。無理してやってもうまくいかなければ、結局会社に迷惑をかけてしまいます。計画を立てたりというよりも、もっと同一性の保持などの発達障害の特性を活かした仕事をすべきです。そして、出来ないかわりに、発達障害を克服する努力をしましょう。




細かいミスや確認漏れが頻発する

発達障害の方の中には、ADHDの中の「不注意」という特性を持っている場合があり、その場合、ミスが多くなりがちです。確認漏れも確認ミスの一種と考えることができるでしょう。ミス・確認ミスは、後ほど説明する「記憶のチェック」という療法を行うことで、減らすことが出来るようになります。ですから、根本治療と、当面の対策の2本立てでいくことが大事です。根本治療が「記憶のチェック」です。当面の対策としては、やはり、2人一組で作業させてもらえるようにしましょう。通常作業は障害をお持ちの方が行い、チェック作業をもう一人の方にやってもらう といったことが考えられます。


逆に、同一性の保持の強い障害者の方は、いつも同じところにいつものものがないと気になる特性を持っています。この特性を活かして、チェック側に回るということもあり得ます。




会議中の集中力が切れて重要な話を聞き逃す

集中力を維持することが難しいのは、ADHDの多動性の特性をお持ちの障害者の方です。重要な話を聞き逃してしまったりといった場合、スマホのボイスレコーダーを利用したり、ICレコーダーを用意したりして対策をとるといいでしょう。根本治療としては、集中力を少しずつ強化していける「記憶のチェック」があります。後述します。




自分流のやり方で進めてしまい上司と衝突する

仕事を自分のやり方で出来るようになるのは、かなり年数を積んだ方です。最初から、自分流のやり方を通そうとするのは、周りとの衝突の原因となります。しかし、発達障害を持っていると、イメージング能力不足や、コミュニケーション能力不足から、他者とうまくかかわれず(今の話の場合、上司)、上司がこうやるといいよ と言ってくれているにも関わらず、それをうまく吸収できず、自分が思ったようにやってしまうことがあるのです。まずは、自分にはそういうところがあるのだ、ということを意識できるようになりましょう。そして、上司に、「自分は発達障害なので、できないのに、自分が思ったようにやってしまうところがあります。その時は、無理やりにでも止めるようにしてください。」等伝えておくべきです。自覚があれば、上司に無理やり止められれば、その作業を止めることができると思います。後は、根本治療として、イメージトレーニング(後述します)などを行い、他者とうまくかかわれるよう訓練していきましょう。




発達障害の仕事のミスを減らすための支援サービスを活用しよう

4

 発達障害の克服経験もある私が運営しているカウンセリングルーム「ハーモニーオブソウル」では、発達障害に対処するための様々なトレーニングを、クライエント様と相談しながら、適切に施せます。


「一」や「上」などの簡単な漢字からスタートして、徐々に複雑なものをイメージするトレーニングで発達障害の方が困っているイマジネーション障害に対処し、記憶のチェックといって、覚えたい・使ってみたいワードをある程度の個数、記憶してもらい、それを思い出す作業を繰り返すことで、ミスを無くし、まめな作業が出来るようにしていきます。さらに絵本読みなどを行うことで、他者の気持ちを理解できるようにしていきます。


これらのトレーニングは、カウンセラーの私自身が、自分に試して効果が非常に高かったもので、今現在、実際に仕事をこなす上で支障はなくなっています。実証済みなのです。


発達障害でお困りの方は、是非、ハーモニーオブソウルへいらしてみて下さい。世界が広がるはずです。




まとめ

5

 発達障害は、仕事をこなしていく上で、様々なハードルとなって現れてきます。一昔前であれば、発達障害であると社会との接点がなくなってしまいましたが、今では、受け入れてくれる場所もかなり出来てきました。しかし、根本治療を行えるところはまだまだ少ないのが現状です。もし、望まれるなら、発達障害を克服するためのメソッドをハーモニーオブソウルで伝えすることができます。是非、ハーモニーオブソウルにコンタクトを取ることをご検討下さい。


■参考文献

大人の発達障害(生きづらさへの理解と対処)(2018) 市橋秀夫 講談社



ハーモニーオブソウルでお待ちしております(対面・オンライン両対応)⇒お問合せ