大人の発達障害の生きづらさの原因とは? 発達障害専門カウンセラーが解説!

query_builder 2024/03/01
大人の発達障害の生きづらさの原因とは? 発達障害専門カウンセラーが解説!
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 人は、一人では生きられません。誰かと関わりあって生きていないと、孤独に耐えかねてしまう存在です。しかし、他人と関わりを持つと、途端に生きづらさを感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。特に 成果が厳しく求められる現代社会において、組織に属している方は、様々なプレッシャーを受け、日々、心身をすり減らしていらっしゃいます。社会人でない学生の方でも、学業をこなし、友人とうまくやっていくのに苦労されている方は多いと思います。


 他人と良好な関係を築くことをはじめ、どうやったら生きづらさを感じないで済むかは、いつの時代でも誰でも気にすることです。


 ここでは、生きづらさの原因と、特に最近言われる発達障害について、そして生きづらい環境を生きやすい環境にするにはどうすればいいかについて触れてみたいと思います。


生きづらさの原因となる主なメンタル症状

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 人は、何らかの障害を皆かかえているとも言われます。確かに、一見何の悩みも持ってなさそうな人でも、ある程度付き合ってみると、いろいろと気になる点も出てきて完璧な人など存在しないと思えます。本当に、人は十人十色です。そして、誰しも多かれ少なかれ悩みを持っています。特に、メンタルに何らかの不安要素を持たれる方は、生きづらさを感じやすいです。ここで、特にメンタル系の原因で、生きづらさを感じてしまう症状を簡単にあげていきます。


・感覚過敏  特に音に関して言うと、普通の人なら耐えられるレベルの音量などが断末魔の叫びと聞こえてしまい社会生活に支障をきたしてしまうもの。


・学習障害  聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち一つから二つが弱いが、基本的な理解力などはあるため、周囲から怠けているとされてしまったりします。


・アダルトチルドレン  養育歴の中に、虐待などが入り、人を愛すことをはじめ、自分も愛すことが出来なくなっている場合があります。何事も楽しめず、アルコール依存などに走ったりします。


・ADHD(注意欠如/多動症)  すぐに席を立ってしまったり、興奮性が強くすぐ人と衝突したり、依存症(アルコール依存など)に走ったりします。不注意から、ミスが多く、仕事の段取りなども苦手で、要領の良さとスピードが求められる現代では生きづらいです。


・統合失調症  心が、とんでもない考えで満たされていても、本人はそれがごく当たり前のことと思ってしまっています。また、意欲低下などがみられ、社会生活に支障をきたします。


・不安症  パニック発作といい、死の恐怖を感じるくらいの発作におそわれることもあり、この症状も、社会生活を行うには難しい側面があります。


・ASD(自閉スペクトラム症) 特にコミュニケーションに不安を持ち、社内会議などで発言を求められても、冷や汗などがでてしまい、うまく適応できません。また、普通に会話を楽しむこともできずに孤立することが多いです。


・適応障害  仕事上の過度なストレスなどから、その仕事の職責を果たせなくなるぐらいの不安定な状態に置かれます。仕事をしているときは、うつ病に近い症状が出ることがあります。


・うつ病  気分の落ち込みが激しく、何もやる気がおきなくなります。また、夜寝むれなくなることもあります。


 ここにあげただけでなく、まだ他にも多くの生きづらさのメンタル的な原因があります。もし、ご自身が生きづらさを感じているということでしたら、早めに手をうちましょう。まずは、カウンセラーに相談したり、メンタルクリニックにかかったりすることです。そこで、いろいろなアドバイスや、治療法などについて聞いてみて下さい。全てが的確なアドバイスや治療法にならないかもしれませんが、とにかく一歩踏み出すことが大事です。

大人の主な発達障害の種類と生きづらさ

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大人の発達障害とは

 発達障害は、生まれつきのものです。そして、例えば乳幼児期に「育児に合わない子」と思われてしまうように、小さなころから何らかの問題が散見されていた場合が多いのです。そして、特に軽度の発達障害の場合、問題を問題として捉えられるほど大きくないため、そのまま成長してしまい、大人になって、社会に出て、求められることが多くなって、初めて対応しきれない、ということになってしまうのです。“脳のクセ”とも、“少数派の脳”とも言われます。ここでは、発達障害の種類(分類)に触れ、それぞれの症状の特徴と、そこから発生する生きづらさを見ていきます。


ADHD(注意欠如/多動性障害)

 多動性、興奮性、不注意、衝動性の症状が単独、または複合して現れます。


 多動性とは、静かに座っていなければならないのに、ゆらゆら体を揺らしたり、席から突然たちあがってしまったりします。


 興奮性とは、上司や同僚とすぐケンカをしてしまったり、ちょっと何か言われたくらいで、すぐにキレてしまったりします。アルコール依存、ギャンブル依存、ゲーム依存などの嗜癖(依存)もこの症状に起因します。


 不注意は、ミスを多くしてしまったり、片づけができなかったりします。特に会社などで不適応になります。


 衝動性は、優先順位のあるはずの仕事があっても、自分のやりたいことをしてしまったり、仕事の段取りができなかったりします。


 いずれも、軽度から重度まで、さまざまです。

ASD(自閉スペクトラム症)

 コミュニケーション障害、イマジネーション障害、同一性の保持の3つが単独、または複合して現れます。


 コミュニケーション障害は、他人との会話が楽しめなかったり、臨機応変に対人スキルを用いたりできなかったりします。現代では、コミュニケーションが必須の時代となっているため、非常に生きづらいです。


 イマジネーション障害は、イメージする能力が普通の人に較べて弱いです。そのため、次の動作をイメージしたり、仕事全体をイメージしたりすることが苦手で、やはり即応力に支障をきたします。しかし、手順書があれば、仕事を逆に普通の人よりも丁寧にこなすことができたりもします。


 同一性の保持は、一つの動作を保持しようとします。例えば、靴を靴箱に入れる時、必ず決まった場所に入れないと気が済まないといったように、必ずいつも同じでないと納得できないという特徴があります。気が利かない、頑固と言われたりもして、敬遠されることもありますが、逆にこの特徴を活かして職人気質の仕事をするといいでしょう。

LD(学習障害)

 聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち、いくつかの能力が弱いです。これも先天的なもので、親の育児のためではないとされています。知的障害の方のような、目に見えて障害があるように見えないため、周囲からは、勉強を怠けていると見られてしまいがちです。ですが、例えば文章を読むのが苦手なのを“読字障害”と専門用語で言ったりするように、明らかに困難を抱えています。周囲の理解が欠かせませんが、なかなかそうはいっていないのが現状です。

生きやすい環境にするには

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周囲の理解を得ることが重要

 何事もそうですが、特に相互理解は、まず相手を知ることから始まります。知らなければ、偏見につながります。ですから、発達障害も周囲の方に、まずは知ってもらうことから始まります。


 ADHDの興奮性を持っていて、なにかちょっと言われただけで、すぐにキレてしまったりする方は、「そういう症状を持っているのだ」ということを周囲に理解してもらい、なるべく当たり障りのないことを言ってもらうように配慮してもらうようにしましょう。そして、その症状を抑えるべく、医師の元に行き、薬を処方してもらって服薬するなど対策をとりましょう。


 職場の上司に、こういったことは言いづらいかもしれませんが、勇気を持って話をすれば答えてくれるはずです。もし、配慮してもらえないようなら、そもそもその職場が、あなたの適性にあったところではないということです。なるべく早めに対処すれば、それだけ生きづらさが軽減します。

相談できる存在を活用しよう

 精神科の医師の方や、メンタルクリニックの医師の方に主治医になってもらうのもいい方法です。しかし、専門医の方々は、多くの患者さんを受け持っていることが多く、診察時間も短くなりがちです。専門の知識を持った心理カウンセラーも数は限られていますが、昨今は、オンラインでカウンセリングを受けることもできるので、遠方の心理カウンセラーに頼ることも出来ます。カウンセリングなら、1回、1時間は相談できます。


 短時間の診察と、薬の処方を主治医の先生に頼み、継続的な相談を専門の心理カウンセラーに頼むというのがいいでしょう。


 そういった、専門知識を持った相談できる人を持つことは、生きていく上で強い支えになります。当方は、発達障害の経験者(診断名は統合失調症であるが、発達障害の症状も持っていた)でもあり、克服経験も持ちます。是非、当方(ハーモニーオブソウル)を頼ってください。


 また、地域によっては、「発達障害の悩みを語り合う会」なども開催しているコミュニティーがあります。地域のコミュニティーペーパを参照すれば掲載されているかもしれません。当方も、月に1回、地元千葉県浦安でこのような会を開催しております。お気軽にご参加下さい。


●自分の発達障害を語り合う会

 互いの悩みを語り合う

▽毎月第一土曜日(都合により第一にならない場合あり)14:00~15:45

▽新浦安駅前 AEON4F Wave101 サロン1

▽参加費 無料 

▽対象 18歳以上で、発達障害を持つ人、発達障害かもしれないと思われている人

▽持ち物 飲み物

▽申し込み不要(ただし先着9名)

☎090-9916-7906カウンセリング・技能訓練ルーム/三船

Email:hos309994@gmail.com

発達障害の克服

 発達障害を抱えていらっしゃる方の多くは、イメージング障害から、自分のことを客観視できず、自分は大丈夫、仕事もちょっと無理するだけでやっていけると考えてしまいます。しかし、なかなか現実は難しく、仕事がうまくこなせず、コミュニケーションにも支障をきたし、周囲から孤立する事態になってしまうこともあります。そういう場合は、“周囲の理解を得ることが重要”でも書いた通り、上司にまず話し、障害のことを考慮してもらうこと。それから、障害を出来れば克服しようとすること。が大事です。


 発達障害は、その脳医学的な原因の分析と対策法は分かっていないようですが、記憶のチェックや、イメージトレーニングなどを行うことにより、ある程度克服できるようです。(私は、診断こそしてもらっていない時代の人間なので、はっきりと発達障害だったとは言えないのですが、そうと思われる症状を持っていて、上の方法を用いて、ほぼ克服しました。(後に統合失調症と診断されています))詳しくは、当ホームページのブログ(仕事でミスばかりしてしまう発達障害を治そう!)のなかで簡単に触れておりますので参照して下さい。ただし、障害の克服といっても簡単ではなく、私の場合でも正直10年以上かかっており、また、困難な道であることも確かです。しかし、治ったときの自分の幸福感はなにものにも代えがたいものです。そして、いろいろなことが出来るようになります。もし発達障害に関するカウンセリング・相談・セラピーを受けたいのであれば、是非、カウンセリング・技能訓練ルーム “ハーモニーオブソウル”へいらして下さい。


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